日本初「心尖部アプローチによる人工弁置換術後の弁周囲逆流(PVL)に対する経カテーテル欠損孔閉鎖術」を実施
2024.11.19
私たちは、このたび**日本初となる「心尖部アプローチによる僧帽弁置換術後の弁周囲逆流(PVL)に対する経カテーテル欠損孔閉鎖術」**を実施いたしました。
僧帽弁置換術後PVLは、人工弁置換術後の5~17%の頻度で生じるといわれており、溶血や心不全を引き起こす場合があります。これまでの治療は主に外科的再手術によるものでしたが、高いリスクと再発の可能性が課題とされていました。
2024年9月より、人工弁周囲逆流に対する経カテーテル治療が正式に認可され、この治療法が選択肢に加わりました。。この新しい方法は、従来の外科的再手術と比較して患者様の身体的負担を大幅に軽減し、早期の回復が期待できます。
治療前
治療後
術中透視画像
*患者様の承諾を得て掲載させていただきました
当院では、この治療法を用いて多くの患者様のQOL(生活の質)向上に寄与することを目指し、さらに安全で効果的な医療の提供に努めてまいります。
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